〜事件の涙〜

Facebookで読ませていただいている、介護者メンタル協会 代表 橋中今日子様の

実際にあった老老介護の末の•••••起きてはいけない事件をもとに『私たちに何ができるのか?』NHKの番組にご出演されます。

7月21日木曜日午後23時〜です。


インフォーマルな「ケアラーズカフェモンステラ」でさえ、在宅のケアラーさんで支援の網から溢れ落ちてしまわれ途方にくれSOSを発信に来られる方はいられます。

SOSを出せるケアラーさんはまだ何かうつ手も考えられますが、実はSOSを出せないでいられるケアラーさんの方が多いと私は思っています。


今でも在宅介護者のうち老老介護をされていられる方の割合が1番高いというデータ出ています。

これからますます増えるとされている老老介護です。

【明日は我が身】です。

どうぞ、是非番組をご視聴いただきたいと思いご紹介させていただきます。

【内容紹介】

老々介護の末、認知症の妻の自殺を幇助した80代の男性の事件を元に、追い詰められていく家族介護者をテーマにしたものです。この撮影のあと、私は、もどかしさと絶望感を味わい尽くしました。

高度成長期を担ってきた方々は「人に迷惑をかけるな」「自分のことは自分で」という精神がとても強いです。「助けを求めれば良かったのに」と、口で言うのは簡単ですが、そんな方々が他人に頼るのは、どれだけハードルが高いことでしょう。介護を受ける立場になった途端に、いきなりそのような方向転換はできません。

どうしたら、このような悲しい事件を防げるかという問いには、私自身、未だに答えが出ていません。ただ、私たちの世代から「助け合う関係性」を「困った時はお互い様という精神」を培っていくしかないのでは、と考えています。

皆様方には、どんな未来が見えるでしょうか?

「親の恩を仇で返す行為」

私が、2015年にこの協会を立ち上げたのは、ある事件の判決の報道を目にしたのがきっかけでした。

仕事をしながら母親を1人で介護していた娘が、食事がとれなくなって衰弱死した母親の遺体を遺棄し、「親の恩を仇で返す行為」と、厳しい実刑判決を受けたのです。

もちろん、やったことは間違いです。でも、たったひとりで介護をしていくうちに、誰にも助けを求められなくなる心理は痛いほどわかります。仕事をしながら家族3人をひとりで介護していた私だって、一度ボタンの掛け違えが起きれば、法廷で裁かれるようなことになっていても、全くおかしくなかっただろうと思うからです。

ご飯を食べてもらうのに、着替えをさせるのに、排泄の処理をするのに、どれだけ時間がかかるか。食事介助には毎食2時間かかることだってあります。フルタイムで仕事をしながら、誰の助けも借りずに介護をするのは、絶対に無理なのです。

職場にも、行政にも、きょうだいにすら相談できず、差し伸べられてもよかったはずの手から全て滑り落ちてしまった彼女が、どんどん追い詰められて垂直落下していく心理が、舌で舐めるように理解できて、とても苦しかったです。

「恩を仇で返す」とか、そういう問題ではないのに……。司法にも伝わらなかった……。

もちろん、認知症の症状がひどかったから、介護者がどれだけ大変だったからといって、要介護者の命を奪ったり、傷つけるようなことは絶対にあってはいけません。「仕方がなかったんだよね」という風潮になることは阻止しなければならないです。

でも、具体的なノウハウは何もない。誰も知らない。

今できることに、取り組み続けていく

「それでもなんとか、こんな悲しい事件を防ぎたい」協会を立ち上げた2015年から7年間、そう思ってずっと活動してきたけれど、現実は、悲しい事件が増えるばかりです。

悔しいな。もどかしいな。私に何ができるんだろう?

無力感に悶々としながら、撮影日は帰路につきました。

でも、あきらめない。

私にできることなんて、ほんの小さなこと。だけど、取り組まなければ変わらない。取り組み続ける以外、ないんです。

明日も、自分にできることをコツコツ積み上げてゆきます。


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ケアラーズカフェ モンステラ

家族介護者(ケアラー)の方の気持ちに寄り添いながら、 あなたと同じ目線に立ち、悩みをわかち合うことで、 ホットできる心の癒しの場でもあります。 元ケアラーが自宅を開放しています。

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