〜全ては自身の経験から〜
7日と8日の2日間がかりで「ヤングケアラー」の小•中•高校生版と支援する人用に作成した
冊子が我が家に届きました。
家族のお世話やケアなどを担っているヤングケアラーとして日々奮闘していても自分を大切にし、自身の人生を歩んで欲しいという願いからです。
ケアラーズカフェモンステラにもそう多くはありませんが、ご自身が精神的に追い込まれたことにより、お子さまがヤングケアラーということにならざるを得なかったケース。
またお父様の依存症により、ご家族としての機能に支障をきたし結果、ヤングケアラーから
若者ケアラーとなってもブラックホールから出られずに苦しんでいられるケース。
そしてモンステラの場ではありませんが、精神障害を抱えたきょうだいがいられるため
『実家はあっても、僕の帰る家はもうないんです。』と言った若者ケアラーのケース。
昨日の午後、久しぶりにタウンニュース紙の記者の方が取材に来られました。
取材内容などは発刊日を楽しみに待ちたいと思います。
ケアラーズカフェを始めたときから折に触れ支えていただき感謝しかありません。🙏
取材の中で、私が「ヤングケアラー」に関心をもち、今回のように具体的に“DO”し始めた
ことに触れさせていただきました。
それはヤングケアラーではありませんが、相当昔になりますが、私が母校の中学校に教育実習に行ったときまで遡ります。(私が結果教職に着くことはありませんでしたが。)
未熟な実習生の私でさえ、クラスの様子を見ただけでイジメがあるのは一目瞭然でした。
ところが担任の先生は「見てみぬ振り」を貫き、その生徒はいつも下をうつむき、直接
言葉でイジメている数名の生徒たちは更に増長し、それ以外の生徒たちは気にはしていても
やはり見て見ぬふりでした。
私は毎日実習生として通っている間に、自身が中学2年生のときにあったことを事柄は異なりますが、経験値として脳裏にずっと残っていることがあったことを思い出しました。
クラスに癖っ毛の強い子がいていつもボサボサした頭をしていました。
私も含めクラス全員でホームルームの時間に、「その生徒の髪型をどうしたらサッパリすることができるのか?」というテーマで話し合いを進めていました。
すると担任の先生が途中まで話し合いを聴いていられて、『もうそろそろ終わりにしましょう。』 と言われました。
そして『聴いて貰えるかしら。』と静かに話しだされ『◯◯君の髪の毛は癖っ毛で自分では
どうにも…できないことだと思いませんか?みんなが◯◯君の髪の毛をサッパリしようなんて何か勘違いしていませんか?』
そして、『刃物でついた傷‥は治ることもあるけれど、心についた傷は一生癒えないこともあるのです。自分だったらどう思いますか?』と静かな口調で諭すように話されました。
もちろん私たちはその後◯◯君に本当に申し訳ないと思い『ごめんなさい』と謝り、それから◯◯君にその話しをすることはなくなりました。
その担任の先生は女性の理科の先生でいつもニコニコされていて優しく、私たちはその担任の先生のことが益々好きになり信頼感も増しました。
現実に目の前にあるイジメという光景に単なる実習生である私は数日間悩みました。
イジメのことを担任の先生に話すのか?それとも生徒たちに話すのか?
そして私は後者を選択しました。
実習最終日の帰りのホームルームで私が経験したことを生徒たちに話しました。
イジメている生徒たちも含め静かに聞いてくれました。
⭐️するとその一月後に奇跡が起きました。⭐️
担任だった先生から突然電話をいただき、その後その女子生徒に対するイジメはなくなったとのご報告でした。
また、先生からは『ありがとうございました。』とのお言葉があったことを覚えています。
そしてその女子生徒が私に直接お礼が言いたいのでその週の日曜日に自宅を訪ねたいと
言っているのですが構いませんか❓とのお話しでした。
『もちろんどうぞ。』と伝えていただき、その週の日曜日に美味しいケーキ🍰を
持って遊びに来てくれました。
すっかり明るい表情になっていた女子生徒を見て嬉しく思うと同時に、私自身、自信も確信もあった訳ではありませんが、担任の先生に断りもなく生徒たちに私自身の経験したことを伝えたことが間違えではなかったのだと思い胸を撫で下ろしました。
話しは「ヤングケアラー」に戻りますが、私自身も突然パンク🎈するまで、母がお世話に
なっていたケアマネ•ドクター•訪問看護師さんそして家族でさえ私の変化に気づくことは
ありませんでした。
「ヤングケアラー」だって同じです。
ましてや【見て見ぬふりをできる先生がいられる】【大人が担う介護やケアなどを子どもが担うことが心身にどういうことをもたらすのか?が周囲にわからない大人がいる】
だからこそ、自分自身が「ヤングケアラー」だということに気づき、ココロとカラダの健康や
自分の先の人生を歩んでいけるアイテムのひとつとして、ユニコムプラザさがみはらの大学との連携で作成した「ヤングケアラー」の冊子を配布したいと考えています。
また、今はそうではない子どもたちもいつそういう立場になるのか?はわかりません。
そしてもし自分の近くに•友人が「ヤングケアラー」だとわかったら特に何をするでもなくて良いので、優しく側で寄り添って欲しいと思っています。
家族以外誰か1人でも自分の気持ちをわかってくれている人がいるだけでココロが軽くなりませんか?
少なくとも私はそう思うのですが。
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